OECD(経済協力開発機構)から、世界的に日本の学生の学力が、どんどん下がっているというショッキングな発表がありました。以前文部科学省が、この発表に同じように衝撃を受け、それが2007年の全国学力テストにつながっていることは、記憶に新しいところです。
かつて、数学は日本人のお家芸とまで言われ、日本企業は少ない資源と資本力を、創意と工夫によってカバーし、世界の経済大国に成長してきました。この驚くべき成長の源は、いうまでもなく人の力です。
高い水準の教育を受けていたという実感なしに、私たちは育ってきたのですが、世界的に見ればすばらしい教育環境が日本にはあったわけです。国として一番見返りの大きい投資は「教育」だ、と言われていることを実証していました。
ところが、ここに来て、気がつけば、いつの間にか世相が変わり、日本の教育が変わり、子どもたちの態度が変わり、そして今回の結果が突きつけられたことになります。
大学の先生や専門家の方たちは、こぞってその原因や責任を論じております。「ゆとり教育」が間違っていたのではないか。勉強時間を増やそう。いや、時間の長さではなくて、勉強の質を上げなければ解決できない問題だ・・・。
たしかに、多くの先生方も、子を持つ親ごさんたちも、問題には気づいておられることと思います。では、具体的に何をしたら良いのでしょうか。実は、それは大多数の教育機関が検討模索中で、有効な答えがまだ見出せないでいるのが現状です。
スクール竹の子は、小さい塾ならではのフットワークを生かし、果敢にその問題に取り組んでいます。
「グローバル化」という言葉が当たり前となった今日、気づく気づかないにせよ、外国がとても身近になっています。特に子どもたちが大人になる時代はさらに国際化の真っ只中で生活をし、仕事をすることになるでしょう。たとえ、海外事業に直接携わる業務でなくても、日本式のスタンダードよりも、世界のスタンダードが求められてくるでしょう。当然のことながら、世界基準の人材が必要になってくるでしょう。
OECDの調査で、日本の教育制度に突きつけられた結果は、日本の今の教育では、世界基準の子どもは育てられないということです。いくら計算力が速くても、いくら年号や単語の暗記をしても、それは世界が求める「的」からは、大きく外れていることがはっきりしたのです。
大切なのは、問題解決力。どうしてそうなるのかを突き詰める探求力。インターネットの普及でいくらでも手に入る氾濫する情報の中から、必要なものだけを選択する能力。そしてそれらを統合して考えられる能力だと考えます。
スクール竹の子では、「思考力」を育て、「生きる力」を学んでいくことを強く意識しています。繰り返しのドリル学習や、やさしい問題の繰り返しだけでは学力は上がりませんし、それらの力は身につきません。
周囲の価値観をただ模倣したり、押し付けられたりするのではなく、自らの頭で考え、自らの人生を創造できる人に育ってほしいというのが、スクール竹の子の願いです。